炎環四賞(炎環賞・炎環新人賞・炎環エッセイ賞・炎環評論賞)の受賞者および作品をご紹介します。
「炎環四賞」とは
毎年1回、俳句、評論、エッセイの、それぞれの分野において、炎環会員(同人を含む)から作品を募集し、最優秀作品に対して与えられる賞が、「炎環賞(俳句)」「炎環評論賞」「炎環エッセイ賞」です。
募集作品は、俳句が新作20句、評論が400字詰原稿用紙で30枚以内、エッセイが3枚以内(ただしテーマの設定あり)。受賞作の選考は、主宰と、主宰によって炎環同人の中から選ばれた選考委員が、これに当たります。
そしてもう一つ、炎環の会員(同人は含まず)のうち、その1年間の俳句(毎月5句ずつ誌上に発表する作品)が優れていた40名を、まず主宰が選出。その40名の中から、全同人が1名ずつ最優秀者を推薦し、推薦獲得最多の人に与えられる賞が「炎環新人賞」です。
これら「炎環賞」「炎環評論賞」「炎環エッセイ賞」「炎環新人賞」をあわせて、「炎環四賞」と呼んでいます。
2022年度(第二十六回)
- 炎環賞(該当作なし)
- 炎環新人賞 小笠原 黒兎「デテケデテケ」
- 炎環エッセイ賞 白夜 マリ「未来のカメラ」(テーマ「未来」)
- 炎環評論賞(coming soon)
2021年度(第二十五回)
- 炎環賞 鈴木 健司「スクラップブック」
- 炎環新人賞 前田 拓「日のさすとこへ」
- 炎環エッセイ賞 齋藤 卜石「光を求めて」(テーマ「光」)
- 炎環評論賞 田辺 みのる「楸邨の季語 - 『寒の石』『海月』『昆虫』についての考察」
2020年度(第二十四回)
今回は「炎環賞」の該当作がありませんでしたが、作者への期待を込めて炎環「みらい賞」を設定し、授与しました。
2018年度(第二十二回)
- 炎環賞 竹市 漣「落慶」
- 炎環新人賞 鈴木 健司「駱駝」
- 炎環エッセイ賞(該当作なし)
- 炎環評論賞(該当作なし)
2017年度(第二十一回)
- 炎環賞 鈴木 陽子「心理テスト」
- 炎環新人賞 柿ノ木 裕「猫のふぐり」
- 炎環エッセイ賞 竹内 洋平「深夜の朗読者」(テーマ「本」)
- 炎環評論賞 北 悠休「人間探求の先にあるもの ――最近の炎環同人四句集より考察――」
2016年度(第二十回)
- 炎環賞 深山 きんぎょ「耳鳴り」
- 炎環新人賞 小佐井 芳哉「終着駅」
- 炎環エッセイ賞 北 悠休「人間の眼」(テーマ「目」)
- 炎環評論賞
北 悠休「俳句表現の新たな展開と課題 ――震災詠を超え普遍の高みへ――」
2015年度(第十九回)
- 炎環賞 宮本 佳世乃「天牛」
- 炎環新人賞 鈴木 陽子「利き手」
- 炎環エッセイ賞 河内 協子「東郷寺」(テーマ「書」)
- 炎環評論賞 竹内 洋平「言葉が心と出会う瞬間(とき)――寒太俳句に学ぶ『心語一如』」
2014年度(第十八回)
- 炎環賞 柏柳 明子「昼寝覚」
- 炎環新人賞 深山 きんぎょ「交差点」
- 炎環エッセイ賞 高山 桂月「不思議な呪縛」(テーマ「味」)
- 炎環評論賞 竹内 洋平「俳句における「言葉」を考える――心語一如への道」