ホーム
主宰・石 寒太

プロフィール

ごあいさつ

「炎環」のモットーは、“心語一如”です。

「炎環」主宰・石 寒太

心はこころ、語はことばです。心と言葉をひとつにして、自己の俳句に結晶する、そういうことです。心にかたよりすぎると情に流れ、俳句が甘くなります。また、言葉にたよりすぎると、遊びに浮いてしまいます。

そのどちらにもかたよることなく、心と言葉をひとつにして、いまいちばん詠いたいことを、自分の言葉で表現する、「炎環」はそのような俳句を目指しています。

「炎環」は創立以来、一貫して俳句仲間の“和”を心がけてきました。

和は環にも通じます。内は炎のごとく熱く、外はなごやかに環す、それが「炎環」そのものです。

ひとりひとりがいい俳句をつくる。個性をいきいきと輝かすこと、それこそが「炎環」の目標です。作品に立ち向かったときはことさら厳しく、仲間同士は和気あいあいと楽しく交響する、それが「炎環」俳句の醍醐味です。

いま、「炎環」の環は、どんどんと広がっています。

若い人たちが独自の句会をもって「炎環」を引っ張っています。中堅やベテランもまた、これに負けずに切磋琢磨し、研鑽を重ねています。さあ、あなたも一緒に炎の環を広げる「炎環」の仲間になりませんか。ともに俳句の高峰を目指してがんばりましょう。

略歴

1943年静岡県生まれ。本名、石倉 昌治。

1969年に俳誌「寒雷」に入会し、加藤 楸邨に師事する。一方、超結社で20代作家を糾合し、「無門」(のち「Mumon」)を発刊する。これを発展的に改組し、「心語一如」を掲げて1988年に「炎環」を創刊し主宰する。「俳句αあるふぁ」(毎日新聞社)創刊・初代編集長。

現在、俳誌「炎環」主宰。毎日文化センター、朝日カルチャーセンター講師、NHKカルチャー青山・町田俳句教室講師、日本文藝家協会、近世文学会、俳文学会、現代俳句協会理事。

著作物

句集『あるき神』、『愛句遠景』、『炎環』、『翔』、『夢の浮橋』、『石 寒太句集』、『生還す』、『以後』、『風韻』。評論・随筆に、『山頭火』(毎日新聞社)、『俳句日暦』、『宮沢賢治の俳句』(PHP研究所)、『わがこころの加藤楸邨』(紅書房)、『「歳時記」の真実』(文春新書)、『心に遺したい季節の言葉』(KKベストセラーズ)、『俳句はじめの一歩』(リヨン社)、『初めての俳句の作り方』(成美堂出版)、『仏教 俳句歳時記』(大法輪閣)、『宮沢賢治 幻想紀行』、『賢治のことば』(求龍堂)、『五七五の力』、『こころの歳時記』など多数。

審査員・選者

「毎日俳句大賞」「石田波郷俳句大会」「隠岐後鳥羽院俳句大賞」「小林一茶忌全国俳句大会」「にいがた俳句フェスティバル」「埼玉県現代俳句大賞」「高津全国俳句大会」など、多数の俳句大会で審査員を務める。

講師

NHKカルチャー俳句教室(青山・町田)、毎日文化センター俳句教室(竹橋)