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主宰・石 寒太

寒太独語

「炎環」主宰・石 寒太による俳句の箴言を毎月ご紹介します。


マスクをしっかり着けて
東京句会再始動の日

2023年5月



名句をつくるには、秀句を読む。

俳句の勉強は、それにつきる。

「温故知新」(古きを温ねて新しきを知る)

古典でもいい、現代俳句でもいい。

となりにいる、俳句ライバルでも、いい句はいい。

2023年4月



観念より事実 抽象より具象 思いより言葉。

身近なものを、自分の眼で、体で体感する。

それがそのまま、あなたの俳句になる。

思っているだけでなく、過去や未来より、眼前のいまをつくる。

2023年3月



俳句をつくる。
一歩一歩進む。
ただただ平凡に、俳句をつくる。
それだけではすまない。

次第に、句の中に作者が投影されてきて、「われ」がみえてくる。
作者の顔が出てくる。
その人の生きて歩んだ軌跡が、あらわれてくるのだ。

そのうちに、俳句がないと、生きられなくなる。
俳句は生きる証。
その人の人生そのものだ。

2023年2月



俳句づくりのたのしみは、どんな句ができるのか、自分でも分からないところ。

物をよく見、事に即し、自分のこころを句に投影する。

そこに、俳句の快もある。つくってみないかぎり、自分で前もって予測できないところ。

その楽しみのために、つくるのである。