炎環について
俳句結社「炎環」――主宰・石 寒太、師系・加藤 楸邨。平成元年(1989年)、石 寒太が東京で創立。
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主宰の提唱する「自分の生きる証としての俳句」を心と言葉をひとつに、今一番言いたいことを自分の言葉で表現する「心語一如」をめざす俳句集団です。
炎環の名は「小さな火が束となって環をなし、その炎が天を駆け、燎原を焼き尽くす大きな力となる」の意味です。
炎環誌は、平成25年(2013年)、通巻400号を迎えました。
炎環は、古い結社意識に縛られず、楽しく自由でありつつも、老若男女が切磋琢磨し、学び合う俳句広場です。
全国30句会、約500人の会員がいます。
今、炎環会員の活躍は、新聞、俳句総合誌、公募俳句大会などでの入賞著しく、若い俳人の登竜門である現代俳句協会新人賞を、2年連続受賞しています。
歴史
- 昭和54年(1979年)、「寒雷」を中心として、「ホトトギス」、「草苑」、「海程」、「風」、「狩」、「沖」、「雲母」、「鷹」などの若手を中心にした同人誌「無門」創刊。
- 昭和63年(1988年)、「無門」を改め加藤 楸邨を師系とした「炎環」として、新装創刊。
- 平成元年(1989年)、創刊1周年、平成10年(1998年)、創刊10周年、平成15年(2003年)、創刊15周年を迎える。
- 平成20年(2008年)、創刊20周年を迎え「炎環20周年記念号」を発刊。特集として、終結「第二芸術」論、特別対談「命の重さを語る」(江成 常夫=石 寒太)、座談会「これまでの炎環のあゆみ・それから」などを一挙掲載した。
- 平成25年(2013年)、創刊25周年にともない「炎環25周年記念号」を発刊。特別対談「世代を越えて語り合う家族のこと詩型のこと」(永田 紅=石 寒太)、同人・会員各10句の合同句集、石 寒太全仕事を掲載。
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あらゆる年齢、あらゆる職業の人が隔てなく集い、社会・経済・文化などと交響しながら、俳句でしか詠えないこと、「今」という「ときめき」を17音にこめて表現する。もっとも新しく、活動する俳句集団として注目されている。