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炎環の俳句

主宰句

2022年7月

月光抄 ( 七 )

石 寒太

  • 真青なる自由へ鶴の帰りけり
  • うぶすなの跡かたもなし夏の雲
  • 正確な海の時計よ海開き
  • ハンカチの木といふ花を振りて会ふ
  • まつすぐに来て灰色の黒揚羽
  • 毛虫焼く時よ必ず妻の留守
  • 芭蕉詠み曾良の見ざりし合歓の花
  • 妻に似し子ら皆やさし楠若葉