巻頭句 巻頭とは?
2019年7月
山岡 芳遊 [神奈川]
- ❖ 成田屋の紅き隈取初つばめ
- 桟敷まで響く啖呵や五月雨
- ❖ 回向院の義賊の墓よ瑠璃とかげ
- アマゾンより届く日の丸夏の雨
- 古書市の北斎春画夏の雲
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)