巻頭句 巻頭とは?
2016年2月
綿貫 春海[埼玉]
- ❖ 襁褓せし母の黙あり今朝の冬
- ぶつかれる音の届きしラガーかな
- 膝掛や声かけ歩む車椅子
- 冬夕焼紙垂ゆるる更地かな
- ❖ 仰ぎ見し皇帝ダリア三島の忌
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)