ピックアップ同人句 同人とは?
2026年2月
音色の違ふ
三輪 初子
- 生きるとはすれちがふこと日向ぼこ
- 落ち葉踏む音色の違ふ齢かな
- 垣根より呼んでゐるのは山茶花よ
- 枯野道知らぬひとよりふりむかれ
- 如何ほどの地震のニュース師走かな
瞬き
中嶋 憲武
- 冬たんぽぽまごまご探すイシュタール
- 鷲の眼の瞬きのほか動かざり
- 基督のことばの看板ふゆのとり
- 書く文字の過去となりゆき夜の雪
- 裸木に文庫ひらいて眉間あり
灯台
前島 きんや
- 序二段の髪のザンバラ冬に入る
- 時雨煮の店に立ち寄る時雨かな
- 年金でちよい飲み勤労感謝の日
- 灯台へ満天の星冬怒涛
- 金次郎像のつむりや冬の蝶
クリスマスリース
肥後 直美
- 月氷る錨おろさぬプロジェクト
- クリスマスリースのリボン目立ちすぎ
- エレキベースの音量あげる冬の宵
- クリスマスの朗読会やミルラ焚く
- A I より冬満月へ相談す
熊狩
山内 宗保
- 糞のやま残して子熊穴に入る
- 熊狩の里山にはかドローンかな
- ひたむきな手話の応援冬温し
- 寝返ればどすんときたる師走かな
- 雪の朝置き自転車のふくらめり
舞浜
江成 和子
- 駅通路いざなふ矢印神の留守
- 舞浜の丘のシアター小春凪
- ひびきあふおとぎの舞台豊の秋
- 現実の出口透明冬青空
- 三十年前の名作冬かもめ
同人とは?
炎環の同人は、一般会員の中から、石寒太主宰がその実力を認めて推挙した作家たちです。同人になるとは作家として独り立ちすることを意味し、したがって同人の作品は、主宰の選(順位づけ)や添削の対象から外れます。同人は、自らの力だけを頼みに毎月5句を発表しています。
このページでは、同人の中から6人ずつを順繰りにピックアップし、その当月発表した作品を紹介します。(一般会員についてはこちら)