巻頭句 巻頭とは?
2026年3月
巻頭句
齋藤 なごみ[東京]
- ❖ とうふ屋のゴムのエプロン実南天
- 布団干し大大小のくつつけり
- ❖ 物拾ふ尻のおほきよ冬あたたか
- 褒められて燃ゆる人間聖歌隊
- 干支土鈴ひとつ増えたる二日かな
次巻頭
石塚 和子[新潟]
- ❖ ブックサンタの写真の多き歳時記よ
- ❖ よう降るね積もりさうやね歳の市
- 元朝や窓のつぎつぎ開け放つ
- 炒飯のパラリといかぬ三日かな
- 新たなる戦前なのか福笑ひ
三席
森 ゆみ子[埼玉]
- ❖ 地下茶房の白黒映画年深む
- ふり向かぬ別れ白一色の聖樹
- 美術教師と重箱ランチ寒椿
- 数の子噛む音かの笑顔浮かぶ音
- ❖ 「お入り下さい」正月の長屋門
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)