巻頭句 巻頭とは?
2026年2月
巻頭句
石塚 和子[新潟]
- 庄屋佐藤家選句用紙の放屁虫
- 句会の小昼今年米の塩にぎり
- ❖ 点火して冬の匂ひの部屋となり
- ブルーリボン胸に集ひし柳都冬
- ❖ NAKAMURAの遺志継ぐ者ら臘月来
次巻頭
福田 泉[東京]
- 葉の量と落ち葉の量の同じかな
- 熱出して寝ておかゆ食む母のこと
- 鳥の飛ぶ川面うつくし冬浅し
- ❖ 寝て醒めて外はコートの頃近し
- ❖ はらはらら葉の散る速さ涙かな
三席
森 隆之[群馬]
- ❖ 熊楠のデスマスク熊穴に入る
- 大枯野師の尻もちの窪み跡
- ❖ 曇りのち時々少年冬林檎
- 鄙の名の小春小春へ停まるバス
- 燗酒や酔はせたきもの酔はぬもの
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)