巻頭句 巻頭とは?
2026年1月
巻頭句
石塚 和子[新潟]
- 風は秋往路と同じ運転手
- 「毒消の道」の残像曼珠沙華
- ❖ あきらめて諦めて明らめて秋
- 水中に月を捉へて鯉鳴けり
- ❖ 金木犀箸よりかろき骨拾ふ
次巻頭
内田 百子[東京]
- ゆるキャラのラジオ体操秋の浜
- ❖ 路地を去る媼百歳秋日和
- ❖ いなびかり広目天の眉間皺
- うつばりの手斧の跡や秋ともし
- 秋晴や猫の居座る旅鞄
三席
谷村 康志[埼玉]
- ❖ 猪の鍋勧める女医の八重歯かな
- 図鑑より色鮮やかに青木の実
- 水槽の中に待つ死や河豚料理
- ❖ 悲しみをひとつ残せし冬の山
- 夜焚火の躍る炎に湧く野望
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)