巻頭句 巻頭とは?
2016年12月
松本 美智子[千葉]
- ❖ 嘘ひとつ蓮の実ひとつ飛びにけり
 - ❖ 見えてゐるものの見えざる月明り
 - 五本指の靴下の指余る秋
 - 水の秋眼のレンズ入れ換へし
 - 新蕎麦や町の花嫁募集中
 
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)