巻頭句 巻頭とは?
2015年6月
副田 氷見子[福岡]
- ひとの世の儚さいとし雪柳
- 法要の準備などして雨水かな
- ❖ たとふれば菜花のごとき母なりし
- ❖ お母さん
天 から桜みえますか - 我が手から母をうばひし春逝けり
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)