巻頭句 巻頭とは?
2014年8月
新宅 待春[埼玉]
- ❖ 大滝を天に懸けたる神の山
- ❖ 緋の薔薇水平線へ向きにけり
- 記念樹の緑陰車椅子ふたつ
- 満員のふれあひバスや花石榴
- 大樹海抜けたる富士や夏帽子
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)