巻頭句 巻頭とは?
2012年1月
石川 美代子[東京]
- 笑みうかぶ夫の遺影や秋深し
- 納骨や土手のコスモスゆれやまず
- 継続が夫への供養小鳥来る
- ❖ 今日よりの世帯主なり花八手
- ❖ もうすはるひとなき茶の間冬日燦
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)