主宰句 2014年5月 愛禽抄(五) 石 寒太 セッターの犬の泪や今朝の春 楸邨に風船持たす旅なかば 祝・曽根新五郎 南風へ身を立直し海女潜る 朱鷺(とき)を見に来よ佐渡よりの春便 凧糸勁くたぐり寄すれば必ず父 洗ひたる硯よ春の海ひろし 三月や駆けこむ深夜郵便局 述懐の楸邨七句春の霜 2014年4月 2014年6月