巻頭句 巻頭とは?
2018年8月
高橋 橙子 [埼玉]
- 緑さす馬頭琴弾く若人よ
- 鉄橋の音の二拍子熟れ苺
- ❖ 担ぎ来る夫南天の花こぼす
- ❖ 凌霄やきれいに研ぎし猫の爪
- 飛行機の着陸間近大西日
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)