巻頭句 巻頭とは?
2016年3月
辺見 みち代[東京]
- ❖ 鬱の日の午後より晴れし青木の実
- 石柱の「銀巴里跡」や雪催
- 湯豆腐や下足番号十二番
- ❖ 置炬燵夫の話の三回目
- 正月の顔して吾子の集ひけり
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)