巻頭句 巻頭とは?
2019年2月
永野 宙 [東京]
- ❖ 宙に舞ふ出船のテープ神渡し
- 木がらしや夜勤を終へし父帰る
- ❖ 隠れんぼ尻の出てゐる屏風かな
- 雪吊の縄夕空を絞り上げ
- 大川の潮の香に年惜しみけり
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)