巻頭句 巻頭とは?
2018年6月
鈴木 健司 [神奈川]
- ❖ 春分の朝暗室の赤き影
- 悪友としばらく疎遠木の実植う
- ❖ 桜蘂降る方位磁石揺れゐたり
- 双眼鏡片手に春の野にひとり
- 長き鉄橋渡り始めし春の月
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)