巻頭句 巻頭とは?
2018年3月
永友 萌 [神奈川]
- 初富士や宙より臨む白き臍
- 酔ひ醒めの海辺の窓や初日の出
- ❖ まとまらぬ墓のはなしに飽く三日
- ❖ 一族の語尾はねあがり歌かるた
- 差出人「中国」とあり七日かな
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)