巻頭句 巻頭とは?
2017年1月
秋山 裕美[東京]
- ❖ 今朝の冬目高を連れて引越せり
- 冬ざるる捨てられぬもの捨てぬまま
- ❖ 亡きがらを十一月の庭に埋め
- 新しき家の窓より冬の月
- 引越しの荷より辞書出す小春かな
❖印=石 寒太主宰特選
巻頭とは?
炎環の俳句作家は、同人と一般会員に分かれます。一般会員は毎月5句を投句しますが、石寒太主宰はそれらのすべてに目を通し、必要に応じて添削もします。そのうえで主宰は、5句全体に対し、秀逸と認めた順に作品を並べ、その順に従って「炎環」誌に掲載します。
このページでは、その1位の作品を「巻頭」、2位を「次巻頭」、3位を「三席」と呼んで、それぞれの作品を紹介します。(同人についてはこちら)